この記事でできること

  • 「たまにGA4を眺める」をやめ、毎週同じ15分で数字を見る型を持つ
  • スプレッドシート1枚で回る列構成と、埋まらないときの書き方を決める
  • Looker や Tableau に進む判断を、「シートが4週間回ってから」に遅らせる

だれ向けか

数字の振り返りが会議や気分に左右されている人向けです。指標の選び方は 指標5つ にあります。ダッシュボードを先に作って、誰も見ていない状態を終わらせたい人を想定しています。

結論:同じ曜日に、同じ5つを、15分で

失敗の本体はツール不足ではなく 習慣不足 です。探索もLookerも、週次で開かれなければ飾りです。ゴールは「すごい分析」ではなく、来週の一手が1行書けることです。

週次15分で同じ5指標を見るイメージ

シートの列(このままコピーしてよい)

何を書くか空欄のとき
日付レビューした日
指標1〜5事前に決めた5つだけ「未計測」と書く(ゼロ埋めしない)
流入メモ広告・SNS・季節など、覚えている事実「特記なし」
気づき1行前週比で気になったこと1つ「変化なし」でも可
来週の一手実験または確認を1つだけ空ならレビュー未完了

ルールは3つだけです。毎週同じ曜日。指標を増やさない。深掘りは気になる1つまで。

なぜ15分に区切るか

現場では「今日は時間ができたから1時間見る」日と、「忙しくて見ない」週が交互に来ます。長い週に得た気づきは、短い週に再現できません。15分は、忙しい週でも守れる上限として置いています。

やることやらないこと
0–55指標を転記する新しい探索を開く
5–10前週比で気になる1つに印原因を5個並べる
10–15来週の一手を1行施策を3本決める

「もっと見たい」は成功です。見たい気持ちは、来週の一手に1行書いて終わってください。その場で探索に潜ると、翌週の自分が続きません。

たとえば「セッションは増えたが問い合わせが減った」なら、来週の一手は「流入元の内訳を1画面だけ見る」で十分です。「全部の探索を開く」は15分の外に出します。

15分でレビューを終えるイメージ

最初の4週間で起きがちなこと

1週目: 指標の定義が揺れる(「セッション」と「ユーザー」を混ぜる)。
2週目: 空欄を埋めたくて推測で書く誘惑。
3週目: 「意味あるのか」と疑う。
4週目: やっと「先週より問い合わせが減った/広告を止めた週だ」など、事実とメモが繋がる

4週続くまで、BI接続や新しいKPI追加はしないでください。シートが回っていないのにLookerを繋ぐと、綺麗な無人レポートが増えるだけです。

チェックリスト

  • 見る曜日がカレンダーに入っている
  • 指標が5つ以内で、定義メモ(何の画面の何の数字か)がある
  • 空欄は「未計測」と書くルールになっている
  • 来週の一手が毎週1行で終わっている
  • 4週間分の行がある(またはこれから4週続けると決めた)

AIへの投げ方

数字を貼ったあと、因果を断定させないのがコツです。

これは週次レビューの数字です(定義メモ付き)。
因果は断定しないでください。
来週「確認すべき問い」を3つだけ出してください。
施策案は、問いのあとに1つまでにしてください。

やってはいけないこと

  • 毎週指標を増やしてシートを壊すこと
  • 15分を超えて深掘りし、翌週の習慣を潰すこと
  • 空欄をそれらしい数字で埋めること
  • シートを作って開かないこと
  • BI未接続を「遅れ」と責め、先に箱だけ作ること

参照(公式・一次情報)

画面名・定義は変更されうるため、作業時は公式を正としてください。

次のステップ

見る数字がまだ決まっていなければ、先に 指標5つ で5つに固定してください。決まっている人は、このシートを次の月曜(または決めた曜日)に1行目だけ埋めるところから始めてください。4週回ったあとに可視化したくなったら Looker Studioに繋ぐ前に へ。報告用の箱が必要なら Tableauへの次の一手 です。