この記事でできること
- source / medium / campaign の許容値を1枚の表に落とす
- AIに案を出させつつ、最終は辞書照合で通す運用にする
- 週15分で「ルール外URL」を潰す習慣を始める
だれ向けか
SNSや広告のリンクを自分で作り始めた個人・小規模事業者向けです。GA4は最低限つながっている想定ですが、完璧な実装は不要です。代理店が複数いて命名がカオスな場合も、まず社内(自分側)の1枚からで構いません。
結論:命名は「辞書」であって「創作」ではない
UTMは分析のための共通語です。毎回かっこいい名前を付けるほど、レポートは壊れます。決めるのは次の3つだけで十分です。
- 使える値のリスト(辞書)
- 禁止パターン(スペース、日本語、個人情報など)
- 誰が最終確認するか(人間)
媒体の管理画面UIや自動付与の仕様は変わりうるため、個別媒体の最新手順は各公式ヘルプで確認してください。
1枚ルールのテンプレ
コピーしてスプレッドシート化してください。
| パラメータ | 許容値の例(自分用に書き換える) | 禁止 |
|---|---|---|
| utm_source | instagram / x / google / newsletter | IG, インスタ, 空欄 |
| utm_medium | social / cpc / email / referral | sns, 広告, その他 |
| utm_campaign | 2026q3_launch / remarketing_a | 日本語全文、日付だけ、人名 |
運用ルール(短く)
- 小文字・半角・単語区切りは
_に統一(チームで決めたら変えない) - 新しい値を増やしたくなったら、辞書に追記してから使う
- URLに顧客メールや社外秘を入れない(UTMは露出する)
AIで案を出すプロンプト
次の施策用UTMを提案して。
施策: [内容]
媒体: [例: Instagram投稿]
制約: 辞書にない値を作らない。辞書は以下。
source: [...]
medium: [...]
campaign の型: [例: YYYYQq_テーマ]
出力は1案+却下理由付きの代替1案。
辞書に無い語が出たら、採用せず辞書側を先に更新するか捨てます。
週次チェック(15分)
週次レビューの枠に入れてください。
- 今週使ったURLを3本抜き、辞書と照合
- ルール外があれば、辞書更新かリンク修正か決める
- GA4(または広告管理)で campaign 名が割れていないか眺める
- 「一時例外」が残っていたら消すか正式化する
例外を残すほど、翌週の自分が迷子になります。
やってはいけないこと
- 毎回違う source 名を付けて「詳細に測っている」つもりになること
- 個人情報・案件名の機密をUTMに入れること
- 媒体ごとに別ルールを無限に増やすこと
- 辞書を更新せずAIの提案をそのまま貼ること
参照(公式・一次情報)
媒体の管理画面UIや自動付与の仕様は変わりうるため、個別手順は各公式を正としてください。
- Google:キャンペーンとトラフィックソース — UTM/キャンペーン計測の一次情報
- Google:URL生成ツール — キャンペーンURL作成の公式案内
- Google:GA4 イベント — 計測イベントの一次情報
次のステップ(シリーズ内)
命名が固定できたら、見る成果も1つに絞ると改善が速くなります。
相談が必要なとき
UTMとGA4の設計が事業の数字と噛み合わない、チャネルが増えて辞書が破綻し始めた、といった段階では、計測の整理を外部に頼む判断もあります。まずは1枚の辞書と週次チェックが回る状態を目指してください。