この記事でできること
- サイト制作の前に決める 3つの問い を持つ
- AIに壁打ちさせて、曖昧な事業イメージを文章にする
- WordPress / Shopify / その他を選ぶ判断材料を揃える
だれ向けか
「まずサイトを作れば何とかなる」と考えがちな個人事業・副業スタート層向けです。制作会社に頼む前・ツール契約の前に、30分で整理したい人を想定しています。
結論:箱より先に、誰に何を届けるか
AI時代でも、ツール選定より先に決めることは変わりません。次の3つです。
- 誰向けか(一人称で言えるか)
- 何を売るか / 何を伝えるか(1商品または1メッセージ)
- どう届けるか(集客の入口を1つ)
これが曖昧なままテーマやサーバーを選ぶと、作り直しコストだけが増えます。
決めること1:誰向けか
「みんな」は誰でもない、と同じです。年齢・職業・悩みのうち、少なくとも2つを言葉にします。
私は[商品/サービス]を届けたい。
想定顧客を1人の人物像として書いて。
悩み・今使っている代替手段・予算感を短く。
「全員向け」表現は禁止。
詳細なワークは Claudeで「誰向けの店か」を言語化する へ続きます。
決めること2:何を売るか / 伝えるか
最初から商品を10個並べない。主力1つ(または主力メッセージ1つ)に絞ります。
- ECなら: 最初のSKUは1〜3点
- 情報発信なら: 読後に取ってほしい行動は1つ(問い合わせ / メルマガ / 来店)
AIには「カタログ全体」ではなく「最初の棚」だけ相談します。ストア開設の手順そのものは、後段の箱が決まってからShopify公式の開設ガイドやWordPressのはじめ方を正として進めてください。
決めること3:どう届けるか(入口は1つ)
SNS全部・広告全部・SEO全部は、初期には不要です。入口を1つ選びます。
| 入口の例 | 向く人 |
|---|---|
| 既存の知人・顧客 | すでに関係がある |
| 1つのSNS | 毎週発信できる |
| 検索(コラム・SEO) | 中長期で資産化したい |
| 広告 | 予算と計測がある |
入口が決まったら、初めて「箱」(Shopify / WordPress 等)の話に進みます。
AIに任せてよいこと / 自分で決めること
| AI向き | 人間が決める |
|---|---|
| 質問リスト・壁打ち | 実際に売るもの |
| 人物像の草案 | 法令・在庫・資金の現実 |
| 比較表のたたき台 | 最終的なツール契約 |
3つが決まったかのチェック
| 項目 | 合格の目安 | まだなら |
|---|---|---|
| 誰向けか | 1文で言える | オーディエンスワーク |
| 何を届けるか | 商品/サービスが1つに寄っている | 欲張りリストを削る |
| 入口 | 最初の導線が1つ | ShopifyかWPかを先に決める |
3つが揃う前にテーマやアプリを触ると、作り直しコストだけが増えます。迷ったら週次で「誰向けの1文」だけ更新し、箱の話は翌週に回してください。
AIへの投げ方
役割: 事業立ち上げの意思決定コーチ
制約: ツール推しを先にしない。3つの決定を埋める。
現状メモ: [誰向け/何を/入口の候補]
出力:
1. 欠けている決定
2. 今週決める1つだけ
3. まだ触らなくてよい作業
やってはいけないこと
- ツール契約を先に済ませて中身を後回しにすること
- 「誰でも稼げる」前提で設計すること
- 入口を5つ同時に作って全部中途半端にすること
参照(公式・一次情報)
料金・画面名・体験日数は変更されうるため、作業前は公式を正としてください。
- Shopify:ネットショップ開設の手順(公式ブログ) — 「箱」をShopifyにする場合の開設の流れ
- Shopifyヘルプ:ストアの開店準備 — 公開前に揃える設定の公式手順
- WordPress:はじめ方(スタートガイド) — 「箱」をWordPressにする場合の公式入口
- 中小企業庁:中小企業施策利用ガイドブック — 創業・施策の公的な概要(制度は都度確認)
次のステップ
- 本記事 — 3つを決める
- 誰向けかを言語化
- Shopifyトライアルの地図 または WPかShopifyか