この記事でできること
- 「最初は国内だけで足りるか」を自分の言葉で判断する
- 配送ゾーンを最小構成で仮組みし、テスト注文で送料表示を確認する
- 海外や細分化を後回しにする理由を、運用・サポートの観点で説明できる
だれ向けか
国内発送が主の個人事業・小規模EC向けです。海外からの注文はまだ稀で、まずは「国内で確実に届けられる状態」を作りたい人を想定します。すでに複雑な国際配送を回している人は、例外の章だけ拾ってください。
結論:国内1ゾーンから始める
初期の勝ちパターンは、国内向けを1つの考え方で通し、送料表は実測(または契約キャリアの表)に基づくことです。ゾーンを都道府県や離島まで細かく切るのは、売上が立ち「例外の問い合わせ」が増えてからで十分です。
管理画面のメニュー名やプロファイルの呼び方はプラン・UI更新で変わりうるため、操作パスは公式ヘルプまたは管理画面で確認してください。送料額・到着日数は本記事では断定しません。
なぜ細分化が早すぎると壊れるか
| やりすぎ | 壊れるもの |
|---|---|
| ゾーンを最初から多数 | メンテコスト。料金変更のたびに漏れが出る |
| 海外を半端に追加 | 「送れると思った」クレームと返品 |
| AIに料金表を作らせて公開 | 実送料と不一致 → 信頼失墜 |
| 例外を口頭だけ | スタッフが増えた瞬間に再現不能 |
複雑さは「プロっぽさ」ではなく、サポートと計測の敵です。
60分で組む手順
1. 範囲を一文で決める(5分)
例: 「現時点では日本国内のみ発送。海外は準備が整うまで受けない」
この一文を商品ページや配送ポリシーにも反映する前提で書いてください。
2. ゾーンを最小にする(15分)
- 基本は「国内一括」の考え方
- 離島・沖縄などを最初から分けるかは、すでに送料差が大きくクレームになりそうかで決める
- 分ける根拠が弱いなら、当面は「別途見積/問い合わせ」でもよい(後述)
3. 送料表は事実ベース(20分)
AIには「整理」だけさせます。金額の創作は禁止です。
私は[商品サイズ感]を国内発送する。
キャリア候補: [例: 宅配便]
制約: 金額・日数は私が入力する。あなたは表の体裁と抜け漏れチェックのみ。
列: 条件 / 送料 / 備考(要確認フラグ)
自分で測った実寸・実重量、または契約している料金表を入力してください。
4. テスト注文で表示確認(20分)
- チェックアウトで送料が意図どおり出る
- 送料無料の閾値があるなら、閾値前後で表示が変わる
- 「配送不可」になる住所パターンがないか(国内のみ運用なのに海外住所が通る等)
- 注文確認メールの送料表記と矛盾がない
例外(離島など)の扱い方
最初から完璧な例外表は不要です。次のどちらかを選んで文書化します。
- ゾーンに入れる — 送料差が明確で、表で説明できるとき
- 問い合わせ扱い — 件数が少なく、都度見積の方が事故が少ないとき
どちらも「サイト上に書いてあること」と「実際に送れること」が一致しているかが基準です。書いていない例外をチャットだけで約束しないでください。
やってはいけないこと
- 未確認の到着日数を「必ず○日」と断定すること
- AIが作った料金表を実測なしで公開すること
- 海外ゾーンを試しに足して、ポリシー更新を忘れること
- タイトルどおり「国内だけ」と言いながら、設定が全世界のままなこと
参照(公式・一次情報)
管理画面のメニュー名・プロファイルの呼び方は変更されうるため、作業前は公式を正としてください。
- Shopify:配送設定 — 配送ゾーン・料金の公式入口
- Shopify:配送料 — 送料表設定の公式手順
- Shopify:配送プロファイル — プロファイル運用の公式概要
次のステップ(シリーズ内)
国内の仮組みが通ったら、次は「見せ方」や「在庫」の穴を塞ぎましょう。
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