この記事でできること
- 前週比・前月比の前に、2期間の日数(または営業日数)を揃える
- 長さがズレた比較を、週次レビューに載せないルールを持つ
- ランディング別など他の比較と同じ「固定条件」に、期間長を足す
だれ向けか
GA4の標準レポートや探索で「前の期間」と比較し始めた個人・小規模向けです。季節調整や統計的有意差、BigQueryでの正規化は扱いません。比較UIのラベルは変わりうるので、操作パスは断定せず、判断基準に寄せます。条件全体の揃え方はランディング別、習慣は週次15分側です。
結論:並べるなら、長さを先に同じにする
7日と10日を並べて「増えた/減った」と言うと、日数の差を成果の差と誤認します。月初の短い期間と先月の全日、キャンペーン3日と通常7日も同じです。現場では、画面が「比較」を出せるだけで安心して、長さを見ていないことがよくあります。
ルールは1つです。比較する2つの期間は、同じ日数(必要なら同じ営業日数)にする。揃わないなら、その週のメモに前週比を書かない。
揃え方(表)
| 見たいこと | 揃える長さの例 | やってはいけない例 |
|---|---|---|
| 前週比 | 直近7日 vs その直前7日 | 直近7日 vs 直近10日 |
| 月初の速報 | 1〜7日 vs 前月1〜7日 | 1〜7日 vs 前月全日 |
| キャンペーン中 | 配信日数と同じ長さの直前期間 | 配信3日 vs 通常週7日 |
| 営業日ベース | 同じ営業日数同士 | 祝日混じり5日 vs 平日5日を無自覚に混在 |
チャネルやデバイスまで同時に動かすと比較が壊れます。長さを揃えたうえで、動かす軸は1つにします(ランディング別)。
手順(20分)
1. メモに期間を書く(5分)
週次メモの冒頭に、今回の期間と比較先を日付で書きます。例: 2026-09-01〜09-07(7日) vs 2026-08-25〜08-31(7日)。日数が違うなら、そこで止めます。
2. 画面で長さを確認してから読む(10分)
レポートまたは探索で比較を入れるとき、両期間の日数を目視します。ズレていたら条件を直すか、その指標は「参考」に落とします。
役割: GA4比較期間の点検アシスタント
今回の期間: [開始〜終了]
比較したい相手: [前週/前月/カスタム]
制約:
- 日数が一致するか Yes/No を先に出す
- 不一致なら、揃える直近案を1つだけ(営業日換算が必要なら明示)
- 成果の良し悪しは断定しない
3. 週次の合格条件に入れる(5分)
週次15分のチェックに「比較期間の日数が同じ」を1行追加します。注釈が必要な変更(計測変更・大型改修)は注釈の列へ。
迷ったら、比較を外して「今回期間だけの実数」を書く方が安全です。無理に前週比を作らないことも、長さ揃えの一部です。
チェックリスト
- 比較する2期間の開始日・終了日がメモにある
- 日数(または営業日数)が一致している
- 日数が違う比較を、前週比として確定していない
- 期間以外に同時に動かしている条件がない(または意図的に1つだけ)
- 週次チェックに「長さ揃え」が入っている
やってはいけないこと
- 日数不等の期間を前週比・前月比と呼ぶこと
- 月初の短い期間と先月全日を同じ土俵で語ること
- キャンペーン短期間と通常週を、長さ無視で比べること
- 期間もチャネルも同時に変えて「勝った」と言うこと
- 画面の比較ボタンがあるだけで条件が正しいと思い込むこと
参照(公式・一次情報)
比較UIのラベルは変わりうるため、作業前は公式と自分のGA4を正としてください。
- Google:レポート — 期間設定を含むレポートの公式概要
- Google:探索 — 探索での比較の公式入口
- Google:キャンペーンとトラフィックソース — 期間以外の条件固定の一次情報
次のステップ
週次の型は15分レビュー、入口比較はランディング別、変動の記録は注釈へ。今日やるのは「日付を書いて日数を揃える」だけで十分です。