この記事でできること

  • 依頼範囲を 1ページ(短い1枚) に収める型を持つ
  • やることを最大3つまでに削る
  • やらないことと決めたいことを先に書き、はみ出しは次の依頼へ分ける

だれ向けか

サイト制作・改善の相談や見積もりを送る個人・小規模向けです。大規模RFP、契約書の法務レビュー、料金交渉のテクニックは扱いません。料金・日数・受付条件は変わりうるので、送る直前は無料見積もり/診断お問い合わせの案内を正としてください。依頼文に何を書くかは見積もり依頼文の5項目、短い事前メモは診断前の3行側です。

結論:範囲に上限を置く

失敗しやすいのは、「ついでにこれも」が増えて境界が消えることと、経緯の長文だけでやること/やらないことが無いことです。「全部見てほしい」「全部お任せ」も、相手が何に答えればよいか分かりません。

合格の目安は次です。

  1. 1ページ5欄が短く埋まっている
  2. やることは最大3つ(動詞つき)
  3. はみ出した要望は次の依頼に分けている

見積もり依頼文の5項目は「何を書くか」です。本記事は「どこまで書くか(上限)」を置きます。個人情報や顧客の生データは入れません。

1ページの5欄(表)

書くこと上限の例やってはいけない
目的何のために頼むか1文感想だけの長文
対象URLサイト/店/問題ページ1〜少数URLなし
やること動詞つきの作業最大3つ10個並べる
やらないこと今回外すもの数行空欄のまま
決めたいこと今回決めること1〜2「全部お任せ」だけ

「ついでに」が出てきたら、いまの3つに入るか/次の依頼かをその場で分けます。入らないものは別メモに移し、今回の1ページには載せません。

役割: 依頼範囲1ページの整理アシスタント
口頭メモ: [雑な要望・ついでリスト]
制約:
- 出力は5欄だけ(やることは最大3つ)
- やらないことを必ず1つ以上出す
- 料金・相場・納期保証・契約条項を作らない
- URLが無ければ「URL未共有」と明示
- 個人情報・顧客データを出力に入れない
依頼範囲の目的とURLを1ページの空欄に書くシーン

手順(25分)

1. 1ページ用の空欄を作る(5分)

上の表をメモ帳かメール下書きにコピーします(印刷のA4枚数ではなく、短い1枚に収まる量の意味です)。空欄のまま「お願いします」を送らないことがゴールです。すでに見積もり依頼文の5項目がある人は、URL・やりたいこと・決めたいことを流用し、本記事では「やることの個数上限(最大3)」と「やらないこと」を足します。

2. 目的とURLを書く(5分)

先に目的を1文にします。例:「来月のキャンペーン前に、購入計測のずれを直す範囲を決めたい。」次に対象URLを貼ります。ShopifyとWordPressが混在する場合は、どちら側かを1行で明示します。診断だけ先に済ませたいときは診断前の3行で足りることが多いです。

3. やることを3つに削り、やらないことを書く(10分)

要望リストを全部出し、優先の高いものから最大3つだけ残します。動詞を入れます(例:「購入イベントを合わせる」「トップのCTA文言を直す」)。残った「ついで」は、やらないことに移すか、次の依頼メモに分けます。やらないことが空だと、後から範囲が溶けやすいので、最低1つは書きます。

やることを3つに削りやらないことを書いて1ページに収めるシーン

4. 決めたいことを足し、送る(5分)

今回決めることを1〜2個書きます。例:「自作範囲と依頼範囲を分けたい」「見積もりの対象をこの3つに限定したい。」サイトの無料見積もり・診断お問い合わせに、1ページ分を貼ります(設問名・料金表示はページを正とします)。相談するか/まだ自分でやるかは相談のタイミングと照らし合わせてください。続ける/やめるの見直しは続ける・やめるの週次へ。

チェックリスト

  • 目的が1文である
  • 対象URLがある
  • やることが3つ以内である
  • やらないことが書いてある
  • 決めたいことがある
  • 個人情報・顧客データを貼っていない
  • 1ページを超えた要望は次の依頼に分けた

やってはいけないこと

  • 「全部見て」「ついでに全部」だけで送ること
  • やることを制限なく並べること
  • やらないことを空欄のまま進めること
  • 料金・相場・納期保証を断定/要求すること
  • 個人情報や顧客の生データを貼ること
  • 大規模RFPや契約条項のテンプレにすること

参照(一次情報)

料金・受付条件・フォームの設問は更新されえます。送る前はサイト側を正としてください。

次のステップ

今日やるのは「1ページ5欄を埋め、やることを3つに削る」だけです。書く項目の型は見積もり依頼文の5項目、事前メモは診断前の3行、相談の合図は相談のタイミングへ。貼る場所は見積もりまたはお問い合わせです。範囲が安定したら、続ける/やめるは続ける・やめるの週次で見直せます。