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この記事でできること

  • コレクションを「SEO用の箱」ではなく、客が迷わず選べる棚として設計し直す
  • AIに案を出させつつ、最大7案までに上限をかけ、ナビに載せるのは 3〜5 に絞る
  • 商品ゼロの空コレクションを公開しないための確認手順を手元に残す

だれ向けか

商品点数が数十〜百前後の個人・小規模Shopify店向けです。自動タグ付けの高度実装や、検索流入だけを狙ったコレクション量産は扱いません。管理画面のラベルは変わりうるので、操作パスは断定せず、判断基準に寄せます。すでにコレクションが20個以上ある人は、「やってはいけないこと」とナビの上限だけ先に読んで、今のメニューと突き合わせてください。

結論:棚の約束を先に書く

コレクション作業で最初にやるべきは、管理画面を開くことではありません。「この棚は誰の、どんな選び方のための棚か」を1文で書くことです。これを「棚の約束」と呼んでいます。

約束がないままAIに「カテゴリ案を出して」と頼むと、色・素材・用途・価格帯・季節・ギフト用……と、どれも正しそうで、どれもナビに載せきれない案が返ってきます。現場でよく見るのは、コレクションは15個あるのに、ヘッダーには「すべて」「新着」「セール」しか出ていない店です。棚が増えたのに、客が使う入口は増えていません。

約束の例は次のような短さで足ります。

在宅デスクまわりの小さめグッズを、用途(ケーブル/収納/照明)で迷わず選ばせる棚

誰向けと選び方が1文に入っていれば、AIへの指示も「用途で最大7つ。色分けは禁止」と切れます。逆に「ブランド世界観を表現するコレクション」だけだと、ストーリーページと役割が被り、商品が載らない箱が増えます。

手順:約束 → 最大7案 → ナビ3〜5 → 空を作らない

1. 棚の約束を手で書く(10分)

手元の商品を眺めて、次の3つだけメモします。AIはまだ使いません。

項目書くこと
誰向け場面・悩み在宅の机まわりを整えたい人
選び方客が並べ替えたい軸用途/サイズ/セット
載せない軸今は捨てる分け方色・季節・素材の細切り

「載せない軸」を先に決めるのがコツです。色はタグやフィルタで足りることが多く、コレクション名にすると在庫が薄い棚が量産されます。

棚の約束を先に書き、商品を少数のコレクションに分けるシーン

2. AIに最大7コレクションまで提案させる(15分)

約束と商品メモを渡して、上限をはっきり書きます。

役割: 小規模Shopifyのコレクション設計アシスタント
前提(棚の約束): [1文]
商品メモ: [種別・代表商品・在庫の有無を箇条書き]
制約:
- 提案は最大7コレクションまで
- 各案に (1)名前 (2)誰向け1行 (3)最初に置く商品例2つ (4)ナビに載せる優先度 High/Mid/Low
- 存在しない商品・空になりそうな棚は出さない
- SEOキーワード量産・同義語の重複名は禁止
出力は表形式。人間がナビに載せるのはあとで3〜5に絞る前提。

返ってきた案で、優先度 Low と「商品例が同じ棚の言い換え」を落とします。名前が似ているペア(「デスク収納」と「収納小物」など)はどちらか一方に統合します。ここで7を超えて「もう少し細かく」と追加依頼しないでください。細かくしたくなる衝動自体が、迷子の入口です。

3. ナビに載せるのは3〜5だけ(20分)

コレクションは管理画面上に7あっても構いません。ただしヘッダーやメガメニューに出す入口は3〜5にします。客が親指で辿るのはその数だけです。

選び方の目安は次です。

  • High を優先し、代表商品が実際に3点以上あるものだけ残す
  • 「すべて/全商品」は1つまで。用途棚と役割が被るなら用途側を残す
  • セール・新着は期間限定の入口にし、常設ナビを圧迫しない

テーマのメニュー編集は画面が違うので、公式ヘルプでラベルを確認してください。ここでの合格条件は「スマホでメニューを開いたとき、スクロールなしで主要棚が見える」です。

4. 空コレクションを作らない(公開前)

コレクションを作った瞬間に公開し、商品割り当てを後回しにする人が多いです。結果、クリックしたらゼロ件、またはプレースホルダだけのページになります。信頼はそこで一気に落ちます。

公開の順番は固定します。商品を割り当てる → 一覧をプレビューする → メニューに載せる。商品がまだ無い棚は下書きのまま置き、名前だけ先にメニューへ出さないでください。

ナビ掲載は3〜5に絞り、空コレクションを出さない公開前確認のシーン

公開前チェックリスト

  • 棚の約束(誰向け+選び方)が1文である
  • コレクション案は最大7、ナビ掲載は3〜5
  • 各掲載コレクションに実商品が3点以上ある(または意図的に少数でも「売り切れ表示」が分かる)
  • 空のコレクションがメニュー・トップから辿れない
  • 同義の棚名が並んでいない
  • トップの商品ブロックとコレクション名が矛盾していない(トップ設計はセクション順

よくある失敗(現場で見たもの)

色・サイズ・素材で切った結果、1商品だけの棚が並ぶパターンです。「整理したつもり」になりますが、客から見ると同じ商品が何度も出てきて、どれが本命か分かりません。もう一つは、AIが出した英語スラッグや長い名前をそのまま日本語メニューに載せ、スマホで折り返して読めなくなるケースです。名前は短く、約束の言葉に寄せてください。

写真の印象がバラバラだと、同じコレクション内でも「別店の寄せ集め」に見えます。カードの見た目は商品写真の最低ライン、棚名や説明文のトーンはコピーのトーンと揃えると、分け方の効果が残ります。

やってはいけないこと

  • 空のコレクションをメニューやトップに出すこと
  • AIに上限なしでカテゴリ案を出させ、全部つくってしまうこと
  • ナビに7つ以上の常設コレクションを並べること
  • SEO目的だけで中身のないコレクションを量産すること
  • 料金・プラン・機能の可否をAIの回答だけで断定すること(料金や提供範囲は公式で要確認)

参照(公式・一次情報)

管理画面のラベルは変わりうるため、作業前は公式を正としてください。

次のステップ

棚の入口が決まったら、トップでその入口をどう見せるかをトップページのセクション順で整えてください。カードの信頼は商品写真、文言の揃え方はコピーのトーンです。一度に全部やらなくてよく、今日やるのは「約束1文+ナビを3〜5に切る」だけで十分です。

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