この記事でできること
- トップを「かっこいい見せ場」ではなく、買える(または問い合わせできる)導線として並べ直す
- AIに案を出させつつ、残す/落とす判断を自分の言葉で行う
- 最初の1時間で仮組みできる手順と、公開前チェックを手元に残す
だれ向けか
Shopifyのテーマ編集を開き始めた個人事業・小規模EC向けです。デザイン会社に丸投げする前に、「上から何番目に何を置くか」を自分で決めておきたい人を想定しています。すでに公開していて反応が薄い人は、結論の4ブロックと「やってはいけないこと」だけ先に読んで、今のトップと見比べてください。
結論:並びは「信頼→理解→買う」の一本道
トップの仕事は美しいことではありません。30秒で「何の店か・誰向けか・次にどこを押せばいいか」が分かることです。ヒーローが雰囲気写真だけで、商品も信頼も下に沈んでいる店は、セクション不足ではなく順番の問題です。
基本の並びは次の4つで足ります。
- ヒーロー(何を売るか+主CTA1つ)
- 信頼(レビュー・配送/返品・小さな実績のいずれか)
- 商品(おすすめ/新着/ベストセラーのどれか1つ)
- 導線(コレクション・FAQ・問い合わせ)
AIには案出しを任せてよいですが、最終の順番とCTA文言は自分です。画面ラベルはテーマで変わるので、管理画面か公式ヘルプで確認してください。
手順(60分の仮組み)
1. 先に「1文の約束」を書く(5分)
AIを開く前に、自分の手で1文だけ書きます。これがないと、返ってくる案はどれも「なんとなく綺麗」になります。
例: 「30代の在宅ワーカー向けに、デスクまわりの小さめグッズを、迷わず選べる店」
誰向けかが曖昧なままセクションを増やすと、ストーリー・アバウト・ブランドの世界観が三重になり、買う場所が消えます。
2. AIにセクション案を出させる(10分)
私は[業種]で[商品カテゴリ]をShopifyで売る。
ターゲット: [誰/悩み/使われる場面]
トップのセクション案を5つ以内。各セクションに
(1) 目的を1行 (2) 置きたい要素 (3) CTA文言案を2つ
「買える導線」優先。装飾だけのセクションは禁止。
重複する目的の案は出さないで。
返ってきた案で、目的が重なるものは削除します。よくある重複は「ストーリー」と「アバウト」、「おすすめ」と「人気」です。残す基準は「このブロックが無いと、初来訪者が次のクリックを迷うか?」です。
3. 並びを固定してテーマに落とす(30分)
上の4ブロックをこの順でテーマに載せます。よくある失敗は、CTAが「詳しくはこちら」だけ、実績ゼロなのに「選ばれ続けて」、商品を全部詰める、SNSリンクだけで終わる、の4つです。
スマホ幅で 親指1回で主CTAに届くか だけ見てください。余白の美しさは後回しです。
4. 文言だけAIで磨く(15分)
並びが固まってから、見出しとボタンだけ再依頼します。
次のセクション見出しを、誇張なし・事実ベースで各2案。
禁止: 「革命」「誰でも稼げる」「絶対」。
ターゲットは[誰]。トーンは[丁寧/カジュアル]。
素材・価格・配送日数など、事実に関わる数字はAIに決めさせないでください。誤った数字は信頼ブロックを一瞬で壊します。
チェックリスト(公開前)
- ヒーローの主CTAは1つ(副CTAは目立たせすぎない)
- ファーストビューで「何の店か」が読める
- 信頼ブロックに、根拠のない自慢がない
- 商品ブロックが画面の半分以上を無駄に独占していない
- 特商法・プライバシーへフッター等から辿れる
- スマホ幅で文字切れ・押せないボタンがない
やってはいけないこと
- セクションを増やして「充実したつもり」になること(増やすほど離脱しやすい)
- AIの出力をそのままヒーローに貼ること(トーンと事実の確認なし)
- セール・クーポン・新着・ストーリーを全部ファーストビューに詰めること
- テーマを何度も入れ替えて、並びの仮説検証を放棄すること
参照(公式・一次情報)
画面名・テーマ機能は変更されうるため、編集前は公式を正としてください。
- Shopify:テーマエディタ — セクション編集の公式入口
- Shopify:ストアを設定する — トップ構成を含むセットアップの公式概要
- Shopify:テンプレート — ホームページ適用の公式概要
次のステップ
仮組みができたら、次は商品カードの見た目の信頼——商品写真の最低ライン——に進んでください。テーマ全体の開き方に戻るなら テーマと導線、文言の量産ルールは コピーのトーン です。
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